寒暖差アレルギーについて

最近、季節の変わり目や冷暖房の効いた室内外の出入りで、鼻がムズムズしたり鼻水が出たりすることはありませんか?風邪や花粉症ではないはずなのに症状が出る場合には寒暖差アレルギーかもしれません。
今回はこの時期に多い寒暖差アレルギーについて解説していきます。
1. 発症のメカニズム
寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)は体温調節機能を司る自律神経がパニックを起こすことで発症します。自律神経は温度が上昇すると血管を拡張して熱を逃がし、温度が低下すると血管を収縮させ熱を逃がさないようにする働きがありますが、寒暖差が大きくなると自律神経の調節機能が乱れ、鼻の粘膜の血管が過剰に反応して鼻水が出るようになってしまいます。
2. 症状について
風邪のように発熱することは基本的にはなく、花粉症のように目の痒み等の症状もなく、鼻水だけが出ることが特徴です。
3. 対策
① 服装を工夫する
体が急激に冷えないよう服装を工夫することが重要です。一般的に気温差が7℃以上になるとスムーズに自律神経での調節が利かなくなるため、服の着脱や服以外にマフラーやレッグウォーマーを着用すること体温調節し、自律神経の乱れを防ぐことが出来ます。
② マスクで鼻の粘膜をガード
マスクは花粉を防ぐだけでなく、吸い込む空気を加湿・加温してくれる効果もあります。急な冷気を吸い込むのを防ぎ、鼻の粘膜への刺激を和らげます。
③ 入浴で自律神経を整える
40℃前後のぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、体をリラックスさせる副交感神経が優位になり、乱れた自律神経のリズムが整いやすくなります。
④ セルフケア
睡眠不足やストレスでも自律神経が乱れやすくなるため、心身の状態管理に努めることも重要です。
⑤軽い運動を取り入れる
筋肉が働いていないと体温調節機能が弱まりやすくなります。ウォーキングやストレッチなど、じんわり汗をかく程度の運動を習慣にすると、寒暖差に強い体質を作れます。

4. 治療
症状が重度の場合は内服薬や点鼻薬で症状を抑えることができますが、花粉症等と違い原因物質がある訳ではないため、自律神経を安定させるアプローチが治療の基本となります。
温度調節や心身の安定を図ることで改善できるものなので、似た症状がある方は試してみてはいかがでしょうか。