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起き上がりが上手くできない時の対処法

起き上がりが出来ない場合の対処法についてはいくつか方法はあるのですが、ここでは運動機能を上げる方法・環境整備での対応方法・介助する場合のやり方について解説していきます。

起き上がりについても、脳の疾患や神経難病等の病気、痛みが原因の時は薬で症状が軽減する場合がありますので、専門医に相談してみて下さい。

 

1.運動アプローチ
          

関節の柔軟性や筋力の低下によって起き上がりが出来なくなっている場合、運動でのアプローチが有効です。動作を分解して足りない能力について個別にトレーニングするのが特に効果的です。

具体的なトレーニングについては後日紹介していきます。

寝返りに必要な運動については過去の記事を参照してください。

2.環境整備

ベッド周りの環境を工夫することでも寝返りのしやすさは大きく変わってきます。特に運動での対処が難しい場合は積極的に検討していきましょう。

・介助バー(サイドレール)の設置:介護用ベッドの場合柵を設置できるため、柵を掴んで腕で体を引く力を利用することで、腹筋や脚の筋力不足を補うことができます。

※柵が取り付けられないベッドでも置き型の手すりをベッド際に設置することで代用できます。

・高反発マットレスへの変更:適度な反発力があるものを選ぶと、身体を押し返してくれるため、少ない力で寝返りが出来るうえ、起き上がる際も手やお尻の位置が安定します。

※寝返りも難しい方は高反発の物でも床ずれが出来やすくなるため、床ずれ防止のマットレス使用を優先しましょう。

・滑りやすい布団や寝間着:ゴワゴワした材質の摩擦の大きい物から、サラサラした材質の物に変え摩擦を減らすことで、衣類や寝具の引っかかりによる抵抗を抑えられます。
          

3.介助での起き上がり

運動や環境整備をしても自力で起き上がれない場合は介助する必要があります。

起き上がりにも手順があり、介助の姿勢にコツがありますが、動きの流れや姿勢を把握できればスムーズに行うことが出来ます。


寝返りまでは過去の記事を参照していただき、寝返り後について解説します。イラストは起き上がらせる前の姿勢です。ベッドから下ろした足の重みを利用し、てこの原理を用いることで上半身が自然と持ち上がりやすくなります。
 

-動作の手順-

寝返り:膝を立てて起きる方向に横向きにします。

足を下ろす:両足を膝上くらいまでベッドの外に出し、足を下ろします。

体を支える:片方は首の下に手を入れて肩を抱え、もう片方は腿の付け根辺りを抱えます。

起き上がり:円を描くようにお尻を軸に回転させるイメージで頭を斜め上に誘導します。

次回からは起き上がりが上手くできない場合の、運動でのアプローチ方法について具体的に説明していきます。

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